大井学歌集『サンクチュアリ』批評会

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ニコライ堂。御茶ノ水ソラシティより臨む。


みなさまこんばんは。
齋藤です。

と、いいますか、はい、
このブログを見て下さっている方で本日齋藤と懇親会・二次会までお付き合いくださったみなさま。
そう、あなたです。

「ねえ、齋藤さんいつもはもっと早く出るじゃない?こんなに遅くまでいて大丈夫なの?」

と声をかけてくださった、あなたです。

齋藤が

「(最終は21時44分)え?今って9時15分だよね?8時じゃなくて?

とか、

「ここってどこ?中野じゃなくてお茶の水だよね?じゃあ大丈夫(←何が)」

とか、

「じゃあ私お先に失礼します……あれっ、
私の靴はどこ??????
(↑↑↑ありました。あんなにみなさんの靴や荷物を引っ掻き回さなくても、ちゃんとありました。)

……等々の戯言?に真摯に答えてなおかつ心配してくださった、あなたです。

そして、わざわざ一緒にお店の外に出て、タクシーをつかまえて乗せてくださった、あなたです。

……なんかもう、

ほんとうに申し訳ありませんでした。。。(平身低頭)
おかげさまで最終の新幹線出発2分前に乗り込み、
無事に福島に帰って参りました。


ええと、何があったのかといいますと。

本日(もう日付が変わっちゃったけど)は、
かりんの先輩である大井学さんの
第一歌集『サンクチュアリ』の批評会。
というわけで、お茶の水へ行っていたのでした。

参加者100名を超える盛大かつ、非常に中味の濃い批評会で、
久々にこういった場に参加した私は大変勉強になりました。
これまでネット上でのやり取りしかしたことのなかった若い歌人のみなさんともお目にかかることができて、
とても嬉しかったです。

でね、嬉しくて愉しくて、
気がついたらすっかり酔った挙句にとんでもない時間になっていたわけですよ。。。

そんなこんなでダメダメな齋藤でしたが、
ここでこの『サンクチュアリ』から私の大好きな3首を引いておきたいと思います。
(あくまで齋藤の好み。)

射し込める朝日は部屋にゆっくりと光の塵をしずめゆくなり p8

はるのみず首都の蛇口にのむときを北国の雪たりしみず鳴る p42

めぐすりを一粒おとすおそなつの音叉のひびき透りゆくなり p104

うーん、この歌選ぶのって、私の好み、だからかしらねえ?
そんなことはないと思うんだ。

今回の批評会ではあまり触れられていませんでしたが、
私はこの歌集中にふっと差し挟まれるこれらの歌のような「静けさ」にこそ、
大井学という歌人の根底にある思想(あるいは詩想)が見えるような気がしています。
日常生活であるとか、自らの信条であるとか、
そういったものに対する思索を深めてゆく時、
そしてそれを一首の歌にしようとするとき、
作者がじっと眼を閉じておりてゆくのは、
このような「静けさ」の深み、なのではないか。
そんなことを思ったのでした。

と、いうことで、本日はこのへんで。

ごきげんよう!!







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by chicayoshi | 2016-12-04 00:36 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

短歌結社「かりん」所属齋藤芳生のブログです。「みしゅみしゅ」はアラビア語で「あんず」のことです。主に齋藤芳生の掲載情報やエッセイなど。最近は写真も好きです。どうぞよろしく。


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