LIFE!

みなさま、こんばんは。齋藤です。

10月ですね~。
早いもので、福島市はもう金木犀が終わってしまいそうです。
先日写真をアップした田んぼは稲刈り終了。
ここから寒くなるまであっという間^^;

さてさて、本日は久々に映画のお話。


です。いいです!!
まあまずは予告編を見てみてくださいまし。

何から何まで、まさに齋藤のツボど真ん中!の映画でした。
観ればわかる!観ればわかるんだ!!

主人公のベン・スティラーもいいんですが、
主人公が片思いするクリステン・ウィグがキレイ。すてき。かわいい。
(あの下ネタ満載の「ブライズメイズ」の時と全然違う。。。それが役者、なんですね。)
ショーン・ペン演じる写真家さんがまた、しぶい。かっこいい。
最後のユキヒョウのシーン、わかる!わかる!わかる!

おすすめです!
(↑もう絶対いい映画だからフォントをいちばんでっかくしておく。)

というわけで今夜の一曲は映画のサントラから、こちら。



ああ、旅に出たいねえ。

それではみなさまごきげんよう。
おやすみなさい!!






by chicayoshi | 2014-10-01 23:27 | 映画・テレビドラマ | Trackback | Comments(0)
ありがとう、フォーラム福島

本日は、午後から映画、


を観に行ってきました。
公開前の予告編を見た途端に、
絶対観ないと!!と思ったんですこの映画。
こういう場合の齋藤の直感はまず、間違いない。
もちろん今回も大当たりでした!
もう、ほんとにありがとうフォーラム福島さん。
岩波ホールに観に行けなかったのがどれだけ口惜しかったか!!

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そうは言ってもですね、
実は私、大変恥ずかしながらハンナ・アーレントの本、一冊も読んだことがありません。
でもね、『暴力について』は持ってるの。
十数年前、仕事のことや将来のことでいろいろいろいろ悩んで、
とにかく手当たり次第に本を「買って(読んで、ではない)」いた時期に、
何かの拍子に惹かれて手に取った本のうちの一冊です。
当時の私は自分の仕事やパーソナリティに何一つ自信がもてずす~~~~~っと鬱々としていて、
その裏返しで
「アカデミックな世界でかっこよく活躍する(ように見える)女性」
に、ものすごく憧れていたんですね。
これは今でもそうなんですけど(笑)。
そんな女性の書いた本をとりあえず「買う」ことで、
なんか自分もそのひとに近づいたような気分を求めていたんだな。あの頃は。
つまり現実逃避。
で、買うだけ買って、そのまま積んであったという。。。(恥)

さてさて、そんな話はおいといて。

映画で描かれているのは、
様々な苦難を乗り越えた末に『全体主義の起源』で哲学者としての名声を得ていたハンナ・アーレントが、
イスラエルで行われたアドルフ・アイヒマンの裁判の傍聴記録、
後の『イェルサレムのアイヒマン』を発表したことで、
それまでの名声一転、世界中から非難と憎悪を浴びることになる4年間です。

アイヒマンは、当時ユダヤ人列車移送の最高責任者。
つまり、多くの、あまりにも多くのユダヤ人を「彼が」列車で強制収容所に送り、結果死に至らしめたわけ。
しかし裁判で、アイヒマンはあくまでも自分はユダヤ人を「任務」として列車に乗せただけであり、
自分が直接ユダヤ人を殺したことは一度もない、と語ります。
ちなみにこの裁判の映像は当時のものがそのまま使われていて、
法廷で詰問されるアイヒマンも、
自分の大切な人々がどのように死んでいったのかを証言する人々の声や姿も、本物(ぞくっとします)。

アイヒマンめ、どんな恐ろしい「悪魔」なんだ、
と自分の家族や友人たちを収容所で亡くしたユダヤ人たちが、
そして世界中の人々がその裁判に注目する中で、
裁判を傍聴していたアーレントは気づきます。
(この傍聴している時の、アーレントの「目」の演技が見事だった。)

アイヒマンは、「悪魔」じゃない。
ごくごく凡庸な一人の人間にすぎない。
「官僚」として、「任務を遂行」しただけだ。
彼の中で、「ユダヤ人を列車に乗せること」と「ユダヤ人を殺すこと」が、繋がっていない。
――なぜ?彼自身の「思考」を、失っていたからだ。
そして、このユダヤ人の「移送」には、実は各地のユダヤ人指導者たちが関わっていた。
彼らの「協力」なしに、ナチスは数百万人ものユダヤ人を収容所に送ることはできなかった。
――なぜ?彼ら自身の「思考」を、失っていたからだ。
アーレントは裁判でのアイヒマンの姿を通して、
「根源的な悪」よりももっと恐ろしい「凡庸な悪」の姿を見出します。

この「凡庸な悪」は、理解されません。
ユダヤ人が関わっていた、という部分を編集部に懸念されても
「事実だし、被害者とはきちんとわけて書いてある」
とそのままにしてしまったものだからなおさら、
お前はアイヒマンを、ナチスを擁護するのか、ユダヤ人を愚弄するのか、
と世界中から非難や誹謗中傷を受けることになり、
長年の親友たちも次々と離れていきます。
しかしアーレントは、断固として折れない。
映画最後のスピーチは圧巻です。
パンフレットに採録シナリオが掲載されていますので、
ちょっとそこから抜き出してみましょう。

アイヒマンの擁護などしてません。
私は彼の平凡さと残虐行為を結び付けて考えましたが、
理解を試みるのと、許しは別です。
この裁判について書く者には、理解する責任があるのです!

ソクラテスやプラトン以来私たちは”思考”をこう考えます。
自分自身との静かな対話だと。
人間であることを拒否したアイヒマンは、
人間の大切な質を放棄しました。
それは思考する能力です。
その結果、モラルまで判断不能となりました。
思考ができなくなると、平凡な人間が残虐行為に走るのです。
過去に例がないほど大規模な悪事をね。
私は実際、この問題を哲学的に考えました。
”思考の嵐”がもたらすのは、知識ではありません。
善悪を区別する能力であり、美醜を見分ける力です。

私が望むのは、考えることで人間が強くなることです。

危機的状況にあっても、考え抜くことで破滅に至らぬよう。


アーレントの言葉は、
現代の日本においてもそのままそっくり当てはまる気がしてなりません。
私はどうしても、
特にもうすぐ三年が経とうとしている震災と原発事故に、重ねずにいられませんでした。

日本の「今」に至るまでの道筋に、分岐点に、
何人の「アイヒマン」がいたのか。
そしてどれだけの人が、知らず知らずのうちに「アイヒマン」に「協力」してしまっていたのか。
もしかしたら、自分もその一人になってはいなかったか――?

答えはまだまだでないけれど、私も私なりに、考え続けようと思います。
アーレントのいうようにきっと私も、
考えることで、強くなれるから。

と、いうわけで、久々の「みしゅみしゅ」は長くなりましたが、本日はこのへんで!





by chicayoshi | 2014-01-26 22:25 | 映画・テレビドラマ | Trackback | Comments(0)
みなさまこんばんは。齋藤です。

お正月三が日、みなさまどのようにお過ごしでしたでしょうか。

齋藤のお正月はですね。

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元日は、従姉と二人で映画を観に。
映画の前にお昼、ということで市内のショッピングモールに向かっていたら、大きな虹が!!
お~、これは吉兆!!
と二人で喜ぶ。

見てきた映画は、こちら。


眼にもココロにもとっても「美味しい」映画でした。おすすめ。

三日は、齋藤家毎年恒例、


ここで古いお札をお返しして、御祈祷受けて、新しいお札をいただいて、御神籤をひいて。

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御神籤、大吉でした~! ^^v

そんなこんなの、いつもと変わらないお正月でした。

で、いつもと変わらない中でもちょっとうれしいサプライズが。
年末からこの三が日にかけて(←え~)、いらないものをどんどん整理していたんですね。いわゆる「断捨離」、ですな。
そうしたら、ずっと仕舞いこんでいた子どもの頃の宝物が出て来たんです。

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外国の切手。
ほとんどは英語教師をしていた母が昔文通していた方("DDR"って旧東ドイツですね)から、
おそらく話の種として??まとめて送られてきたもので、
私が子どもの頃にもらい受けたものだったのですが。

その中に混じって、私が子どもの頃にどこぞやで父にねだって買ってもらった、
やはり外国の鳥の切手が。
(おそらく福島市のデパートに鳥の博覧会か何かが来た時に売っていたものだと。。。)

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おおお~、なつかしい!!

この切手たちね、とってもきれいなので当時小学校低学年だった私は子ども心に大好きで、
父からもらった切手帳の一番最初のページに収めていつも開いては眺めていたんですよ。
うわ~、こんなところにしまってあったんだ~!と手に取って眺めておりましたら、

ん?
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あら、アラビア語じゃないですか。
そういえばどこの国の切手だったんだっけ・・・?

え??

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RAS AL KHAIMA !?


……ええ、そうです。

なんと あのラス・アル=ハイマ の切手だったんです!!

つまり今から30年近く前(←!!)の小さな私は、
どこの国のものともわからずに、
そして数十年後に自分が実際に行って忘れられない体験をするとは知る由もなく、
これらの切手を宝物として日々眺めていた、と。
なんという。。。
(「これ、どこのくにのきって?」とか、なぜあなたは誰にも聞かなかったの、ちかちゃん。)

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さらにこちらは、サルマ先生のお兄さんが住んでいるシャルジャのものでした。

毎年毎年、アブダビやラス・アル=ハイマの思い出は薄れてゆくばかりで、
いつ再訪できるかもわからなくて、
サルマ先生たちにいつまた会えるんだろう、とずっと考えていたのですが。
この小さな切手たちが思いがけず出てきてくれたことで、心がほっこりとあたたかくなりました。

この切手を何も知らずに眺めていた私が引き寄せられるようにラス・アル=ハイマに行くことになったのも、
サルマ先生たちに会えたのも、きっと「ご縁」なのでしょう。

どんなに迷っても、
人は歩き続けている限り、必ずその人の行くべき場所にたどり着くことができるし、
かならず、出会うべき人にめぐりあえる。
だからきっと、サルマ先生たちにもまた会える。会いに行こう。
そして、サルマ先生やお母さんとぎゅ~っとハグをして、
思い出話をしながらいっしょに甘いミルクティーを飲もう。

いつになるかはわからないけれどその日まで、とにもかくにも、歩き続けなければ、ね。

そう、しみじみと思ったことでした。

ちなみに。
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この切手が入っていた封筒とそこに貼られている封筒もまた、すごくて。

……1975年のアポロ・ソユーズテスト計画の時の記念切手……!?

(ねえ、なぜこれになんの疑問も抱かずにずっと引き出しにしまっておいたの、ちかちゃん。
いや、すてなかったのはえらいけどさ。。。)

もちろんこれらは、「断捨離」なんてしませんよ!!

と、いうわけで齋藤の今年のお正月でした!








by chicayoshi | 2014-01-04 22:15 | アブダビ | Trackback | Comments(2)

旅するジーンズ

みなさまこんばんは。齋藤です。

もうすぐ8月も終わりですね。

福島に帰ってきたころには家の周辺の田んぼで蛙がかしましく鳴いていたのですが、

今は窓を開けているとちろちろと虫の声が。


さて昨日はドラマでしたが、今日は去りゆく夏を惜しむのにぴったりの映画の話。

旅するジーンズと16歳の夏/トラベリング・パンツ

と、その続編の

旅するジーンズと19歳の旅立ち

です。

それぞれのママのお腹の中にいる時から(!)ず~っと仲良しの4人の女の子たちの物語。

16歳の夏、これまでいつも一緒だった夏休みを初めてバラバラに過ごすことになった彼女たちは、

どういうわけか4人それぞれにぴったりでしかも似合っちゃう、

不思議なジーンズを見つけます。

これはきっと、私たちの幸運のお守りに違いない。

「夏の間、このジーンズを一週間ごとに手紙をつけて着まわそう!!」

そして始まる、彼女たちの夏。

彼女たちにぴったりと寄り添い、心を繋ぐ一本のジーンズ。

まあストーリーはリンク先を見ていただくとして。

この作品が素晴らしいのは、4人の日々を決して大人が好きな、

「若いっていいよね」とか「あの頃はよかったなあ」

っていうセンチメンタリズムで終わらせていないところ。

4人とも決して浅くはない心の傷や悩みを抱えて、

16歳なら16歳の、19歳なら19歳の現実に、一生懸命向き合います。

そのせいでもっと傷ついて、迷って、悩んで、悲しんで、たくさん泣いて、時にはやけになって。

それを乗り越えて成長していく彼女たちの、なんときらきらしていることか。

もともとこれらの映画の原作はティーン・エイジャーの女の子たちに絶大な支持を得たアン・ブラッシェアーズの小説なのですが、

この作者は決して少女たちを子ども扱いしないのです。

だからこそこの映画は、

私たちの中にまだ眠っている16歳、19歳だったころの自分も、

揺り起こすような感覚を与えるのでしょう。



夏の終わりに、是非。


ちなみにこの4人、現在もそれぞれ映画で、ドラマで、大活躍中です。

レイチェル・ポートマンの音楽もよい。

それでは今宵はこのへんで!おやすみなさい。
by chicayoshi | 2013-08-28 20:38 | 映画・テレビドラマ | Trackback | Comments(0)

短歌結社「かりん」所属齋藤芳生のブログです。「みしゅみしゅ」はアラビア語で「あんず」のことです。主に齋藤芳生の掲載情報やエッセイなど。最近は写真も好きです。どうぞよろしく。


by chicayoshi